AEDの設置場所わかりますか???~設置場所表示の重要性~

日本テレビの情報番組「ZIP!」で今朝、「AEDの場所は分かるか」「AEDを使うことができるか」という内容の特集が放送されていました。

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AEDが一般の場所に設置され始めてからはや10年以上が経過し、50万台を超えるAEDが販売されましたが、課題はまだまだ多く、現場での市民による電気ショック実施率は、倒れた瞬間が居合わせた市民に目撃されている突然の心停止(心臓に原因があるもの)の場合でも4%ほどしかないのが現状です。
この実施率の低さにも様々な要因がありますが、そのうちのひとつが「AEDの設置場所がわからなかった」というものです。

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弊社でも、AEDを設置頂いたお客様には、AED設置施設を示すステッカーを必要枚数お渡ししています。
このような表示はAED普及当初から存在し、どのAEDメーカーも同様の表示(ステッカーやプレート等)をAEDに付属させて販売しています。
この表示があれば、その施設を訪れた方は「AEDが設置されているのだ」と認識することはできます。この表示がある扉を入ってすぐにAEDが設置されている場合や、職員に声をかけることができる状態であればこれだけでも問題はないでしょう。

しかし、現実にはAEDが施設内のどこにあるのか容易に判断ができない場合も少なくありません。
皆様が普段利用している駅や商業施設にもきっとAEDが設置されていることでしょう。ではその設置場所まで迷わずたどり着くことは可能でしょうか?
今朝の番組ではある商業施設を使用し、AEDを発見して現場まで搬送するのに何分かかるかを実験していましたが、一番早い人でも5分近くかかっており、多くの人は10分程度を要していました。

救急医療財団が発表した「AEDの適正配置に関するガイドライン」では、倒れてから5分以内の電気ショック実施が必要であるとしており、AEDの手配や操作に要する時間等を考えれば、施設内のどの位置からでも片道1分以内にアクセスできるようAEDを配置すべきとしています。

「AEDの適正配置に関するガイドライン」
http://www.mhlw.go.jp/file/04-Houdouhappyou-10802000-Iseikyoku-Shidouka/0000024513.pdf

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平成17年に開催された愛・地球博は、AED設置の先進都市である米国シアトル並の救急医療体制を実現すべく、AEDも約300mに1台が設置され、迅速な救命処置が行われました。これにより会場内で発生した心停止症例5例のうち4例で救命に成功しており、密度の高いAED設置がいかに有効であるかが実証されました。

ただ民間施設では予算の都合等もあり、高密度でのAED設置はなかなか難しいものといえます。限りあるAEDをいざというときに有効に使うためにどうすればよいか。そのための方策のひとつが「AEDの設置場所までの誘導表示」です。

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このように、AED設置場所がどこなのか、そこまでの道筋や距離を表示することにより、その施設を始めて訪れた方であってもAEDまでたどり着くことが可能となります。
東海警備ではこの表示の重要性を認識し、AED事業開始当初から、商業施設や工場など広大な敷地をもつ施設様には表示の掲示をお願いするとともに、表示を弊社AED特設ウェブサイトからダウンロード頂けるようにしております。これに設置場所の名称や矢印を書き込むなどしてラミネートし、施設内に掲示することにより、簡単に誘導表示が完成します。(樹脂プレートでも作成は可能ですが、お客様に手軽に表示を掲示して頂くことを目指し、この方式としています)

設置場所表示はこちらからダウンロード可能です
http://www.tokai99aed.com/pdf/aed_signboard.pdf

AEDはただ設置すればよいというものではなく、いざというときの体制づくりがとても重要となります。
私ども東海警備は、AEDをただ販売提供するのみならず、長年の警備業務実施経験を生かしていざというときの体制づくりのアドバイスをも可能としているのがポイントです。「効果的なAEDの設置」「いざというときの組織的な対応」についても、私どもに是非ご相談ください。

東海警備AED特設サイトでも、AEDの効果的な設置について掲載しています
http://www.tokai99aed.com/installation.html

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今朝の番組では「AEDを使うことができるか」という点の実験も行っていました。
AEDは誰でも簡単に使うことができるよう設計されてはいますが、目の前で人が倒れている状態では慌てて簡単な操作もできなくなってしまうことがあります。一度でもトレーニングを受けたことがある方とそうでない方には、いざというときの行動に大きな差が発生することは、実験でも顕著に現れていました。

また、心停止傷病者の救命には、AEDによる電気ショックのみならず、質の高い胸骨圧迫・心肺蘇生法が不可欠ですし、心停止かどうかの判断や救急対応システム(119番など)への通報なども忘れず行わなければ、傷病者の社会復帰も成し得ません。
そのため、東海警備ではAEDを設置頂いたすべてのお客様に対し、AEDの使用をはじめ、心肺蘇生法を学ぶトレーニングを無償で提供しています。これも弊社のAED関係サービスの大きなポイントです。(AED導入時以外でも救命処置に関するトレーニングの実施は随時受け付けております)

東海警備のAED/BLSトレーニングサービスについてはこちら
http://www.tokai99aed.com/training.html

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AEDを導入設置する際には、価格も大きな検討要素ですが、「AEDを何のために設置するのか」「どうすればその目的を達成できるのか」は、より大きなウェイトを占める検討要素なのです。
AEDの導入設置をご検討されているお客様は、是非この点もお考え頂き、最適な体勢でのAED導入設置を実現頂ければ幸いです。

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AEDの適正な販売設置と一次救命処置の
普及啓発で救命率・社会復帰率の向上を!

東 海 警 備 保 障 株 式 会 社

名古屋市北区清水五丁目8番1号(本社)
TEL(052)914-3351 FAX(052)914-0214

AEDサイト http://www.tokai99aed.com/

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