月別アーカイブ: 2016年4月

「救急蘇生法の指針2015(市民用)」が公開されています

我が国の新しい救急蘇生ガイドライン(JRC-G2015)のオンライン版は昨年秋に公開されましたが、それを踏まえて市民向けの指針を定めた「救急蘇生法の指針2015(市民用)」が総務省消防庁のウェブサイトで公開されました。

http://www.fdma.go.jp/neuter/topics/kyukyu_sosei/sisin2015.pdf

G2010からG2015の主な変更点は以前このブログでもお伝えしたところですが、救命講習等において市民に実際に指導をするにあたってどうするかというのがこの指針で示されるところでもあります。

(G2015についての記事・弊社ブログ)
http://www.tokai99aed.com/wp/2016/01/21/119/

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例えば胸骨圧迫については、ガイドラインにおいては「圧迫の深さは6cmを超えないように」との記述がありますが、6cmの判定は非常に困難ですし、上限を定めると市民救助者は恐々と胸骨圧迫を行ってしまい、結果として十分な圧迫が得られないおそれもあります。(かつて「深さ4~5cm」としていたのを「少なくとも5cm」と表記を変更したのもこのような理由です)
そのため、市民用の指針では6cmという上限については言及されないのではないか?とこのブログに以前記載しましたが、やはりそのとおり、「約5cm沈み込むよう強く」という部分しか指針には記載されていません。(6cmを超える過剰な圧迫を防ぐということは、もともとガイドラインでも「弱い推奨」の部類でした)
なお、速さについては1分間に100~120回と上限がそのまま市民用の指針にも記載されています。

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人工呼吸を省略できる場合、望ましくない場合もしっかり記載されています。
G2010の指針でも記載はされていましたが、その後「胸骨圧迫のみの心肺蘇生」が普及し、「人工呼吸は一切不要」という誤った認識もその分広まってしまいました。
今回の指針には「窒息や溺水による心停止、子どもの心停止や救急隊が到着するまでに時間がかかる場合などでは、胸骨圧迫と人工呼吸を組み合わせた心肺蘇生を行うことが強く望まれます」との記載があり、正しい認識が世に普及することが望まれます。

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以前、突然の心停止時に起きる途切れ途切れの異常な呼吸(死戦期呼吸)を、市民救助者が「息をしている」と誤って判断し、心停止の傷病者に心肺蘇生が行われなかったというケースが問題になりました。
今回の指針では、119番通報をして消防官等の指導(口頭指導)を受けることができる旨が記載されているとともに、「死戦期呼吸」の解説動画を見ることができるQRコードも記載されています。

これら以外にも様々な変更点や改善点等がありますが、細かに記載すると膨大な文量となるので、今回はここまでと致します。
消防機関においては、今年夏頃又は秋頃からG2015対応の講習を開始するようですが、弊社のBLSトレーニングサービスについては、G2015対応の講習をお届けすることが既に可能となっております。
心肺蘇生やAEDの取扱いといった基礎的な部分から、救急隊が到着するまで一連の初動対応まで、警備現場での様々な経験を生かした東海警備の救急救命講習を是非ご受講ください!

(東海警備のBLSトレーニングサービスについてはこちらから)
http://www.tokai99aed.com/training.html

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AEDの適正な販売設置と一次救命処置の
普及啓発で救命率・社会復帰率の向上を!

東 海 警 備 保 障 株 式 会 社

名古屋市北区清水五丁目8番1号(本社)
TEL(052)914-3351 FAX(052)914-0214

AEDサイト http://www.tokai99aed.com/

名古屋・愛知・岐阜・三重県でのAEDの
導入設置、救命講習のご相談は東海警備へ
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当社新入社員に対するBLSトレーニングを実施しました

4月半ばとなり、すっかり汗ばむ陽気となって参りました。
街では新たに社会人として一歩を踏み出した若者の姿を見かけますが、東海警備グループにもこの春、たくさんの新卒社員が入社しました。

http://www.t-keibi.co.jp/recruit_index.html (東海警備グループ採用情報ページはこちら)

当社の新入社員研修は、最初の1週間を「集合研修」として、配属部署関係なしに基本的な教育を実施し、その後各配属部署におけるより具体的な教育を実施しています。
その基本的な教育事項の中には、傷病者発生時の対応も含まれています。

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我々警備会社(警備員)は医療の専門家ではないにしろ、その職責上、警備現場で急病人やけが人が発生した場合に、医療の専門家が到着するまでの間の救命処置を求められる立場にあります。多くの警備会社で傷病者発生時の対応に関する研修が行われていることかと思いますが、内容としては消防機関が実施する「普通救命講習」を受講させることが多いのではないでしょうか。

普通救命講習は我が国で最もポピュラーな救命関係講習ですが、コンセプトはもともと「市民が心停止傷病者を発見した際に心肺蘇生を実施してもらう」ことを主眼としたものであり、様々なケースの傷病者に対応しなければならない警備員には内容が不足しているともいえます。
現に、対応義務のない善意の市民救助者であっても、「救命講習を受けたが、反応がある傷病者に出会ったとき何をすればいいのかわからず、動けなかった」という方がいらっしゃるくらいです。

そのため、東海警備の警備員に対するBLSトレーニングは、心肺蘇生法や窒息の解除(気道異物除去)、止血法といった普通救命講習に含まれる内容はもちろんのこと、傷病者対応全般を現場で成し得るための内容を盛り込んで実施しています。

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救助の原則は、まず自身の身を守ることにあります。
「感染防止」のための保護手袋の着脱法を訓練するとともに、救助者自身、現場、傷病者の安全を確保するための方法を学びます。(安全確保の3Sといいます)

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一般的な救命講習では、反応がない傷病者の対応を主に訓練しますが、実際に現場で遭遇する傷病者のほとんどは反応がある傷病者です。そのような傷病者に不安を与えぬよう自身の身分を明かし、救助の同意を得たうえで状況を観察し、必要な手当を判断する要領を訓練します。
傷病者に明瞭に聞こえる声や、不安を与えない言動とは何か、傷病者役と救助者役に分かれ、繰り返し訓練しました。

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心停止となった傷病者を社会復帰させるために必要な「質の高い胸骨圧迫」は、実技訓練を繰り返し行うことにより体得できるものです。受講者1人につき1体のマネキンを使用し、手技を体で覚えます。

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様々なケースに対応すべき警備員は、胸骨圧迫のみの心肺蘇生の訓練では不十分です。胸骨圧迫と人工呼吸を組み合わせた本来の心肺蘇生を訓練します。
一般的な救命講習では、人工呼吸時の感染防止デバイスとしてフェイスシールドを使用しますが、強度がなく、感染防止効果もあまり高くないといわれています。そのため、各受講者に感染防止効果が高い「ポケットマスク」を使用して、“現場でも実際に行うことができる”人工呼吸を訓練します。
ポケットマスクを使用した心肺蘇生のトレーニングは、我が国ではまだまだ数少ない形態ではないでしょうか???

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AEDを用いた心肺蘇生も訓練しますが、我が国ではすでに約20機種のAEDが販売されており、警備現場ではどのAEDに遭遇するかわかりません。そのため、特定の機種に拘った説明は行わず、基本的な使用法のみ教示し、後はどの機種が登場するかわからないという訓練方法をとっています。
これ以外にも、窒息の解除や止血法、救急隊の誘導や進路の確保、野次馬の排除と目隠しの措置などの訓練を行い、救急現場での活動を円滑に行うことができる警備員の育成に努めています。
訓練の最後には筆記と実技の効果測定を行い、必要な知識及び技能が身についた者はこのトレーニングを修了したものとされます。(全員が無事に合格しました)

このトレーニングはもともと自社社員用に構築したメニューではありますが、警備員と同様に、医療の専門家ではないにしろ職務上の責任で傷病者対応を行うべき職業の方(学校教職員や介護施設関係者、公共交通機関関係者など)に同じトレーニングを提供することが可能です。

http://www.tokai99aed.com/training.html (詳細はこちらをご覧ください)

長年の警備実績によって構築された実践的なBLSトレーニングを受けてみませんか?
AEDの販売設置のみならず、救命関係講習の実施も東海警備にご相談ください。

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緑学区様AEDトレーニング(緑学区防災訓練)

本日は、コミュニティセンターにAEDを導入いただきました緑学区様のAEDトレーニングの模様をお届けします。

緑学区(名古屋市緑区)様には、緑コミュニティセンターに導入するAED(ZOLL AED Plus)を導入頂きました。AEDはコミュニティセンターロビーに設置。訪れた方の目に入りやすい場所に設置されています。

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AED収納ボックス(扉を開けるとアラームが鳴るタイプ)にAEDを収納して設置しています。
コミュニティセンターは高齢の方も多く利用されることもあり、このたび弊社からAEDをご購入頂きました。

AEDはただ設置しただけでは意味がなく、関係者皆様がAEDの使用を含めたBLS(一次救命処置)を習得するとともに、119番通報や救急車の誘導を行うための体制づくりが非常に大切です。そのため、東海警備はAEDをただ販売するのみならず、すべてトレーニング(講習)付きとしていることは以前お伝えしたとおりです。(詳細はリンクをご覧ください)
http://www.tokai99aed.com/wp/2016/01/26/131/

このトレーニングについては、AED納品と同時に行うことも可能ですし、別の日に行うことも可能です。
過去の例をとりますと、会社の会議にあわせて行う、新入社員研修にあわせて行う、閉店後に全スタッフを集めて行うなどがありました。できる限り多くの皆様にトレーニングを受けていただける日をお選びいただいたほうがより効果的なトレーニングとなります。

今回緑学区様は、年に1回の学区防災訓練にあわせて実施することとなりました。

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消火器による初期消火や応急担架搬送などの訓練がある中で、AEDを用いた心肺蘇生に関するコーナーを弊社で担当しました。

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地元消防団員さんにもお手伝いいただき、学区住民の方に心肺蘇生を体験いただきました。

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過去に救命講習等を受講された方ほど「胸骨圧迫を行うのはたいへん」ということをご存知であり、ZOLL AED Plusに搭載している「胸骨圧迫ヘルプ機能」の有用性を実感していただきました。
(胸骨圧迫ヘルプ機能など、製品概要はリンク先をご覧ください)
http://www.tokai99aed.com/feature.html

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たくさんのお子様もAEDを用いた心肺蘇生を体験いただきました。小学校高学年ともなると、手技ののみ込みが非常に早いですね。
心肺蘇生を行うには力がまだない年齢のお子様でも、救命のためにできることはたくさんあります。例えば学校であればすぐに先生を呼ぶ、家で自分しかいない場合は119番に電話をかけるなどです。
「子どもだからやらせない」のではなく、「子どもでもできること」をしっかり伝え、「いのち」について考える機械をもってもらい、将来さらなるトレーニングを受けてもらうためのきっかけづくりとなる教育を行うことが大切ではないでしょうか。

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企業のみならず、コミュニティセンターといった地域の公共施設へのAED導入も進んでいます。
場合によってはリース契約とし、月々数千円という少ない負担で導入いただくことも可能ですし、地域施設や商店街などへのAED導入については、自治体から助成金が支給される場合もあります。

地域施設等へのAEDの新規導入又は既存AEDの更新は、東海警備までご相談ください!

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